終わらない夢はない。
でも、始まりがわからないのに終わりは来るのだろうか?
いつから始まっていつ終わるのかそれすら認識できないのが夢なのだから。
きっと、それがわかってしまったらそれはもう、夢ではないのだろう。
でも、この現実が夢でないと誰が言い切れる?
あの夢が本当は現実ではないと誰が言い切れる?
いつ、ここに来たのか、かなたにはわからなかった。
でも、何のためにここにいるのかは、なんとなくわかった。
別にそれを不思議とは思わなかった。
ここにはたくさんの人がいる。老若男女、人間かどうか怪しい人も。
でも、目的は共通。不思議な一体感をかなたは感じていた。
一歩踏み出せば未知の領域。
子供会の肝試しでさえ怖がっていたかなたなのに、今はなぜか、恐怖は感じない。
むしろ、かなたの中にある感情は期待だ。
「にゃー。ちょっと出遅れちゃったかな」
ちょっとつぶやく。
遺跡の外、高台から見下ろす。この景色がかなたは気に入った。
父方の祖母の故郷の風景に似ていたから。
ここからだと遺跡に向かう人たちがよく見える。
大体2~3人の集団。
「かなたも、パーティ組んだほうがいいのかな」
きっと、そのほうがいい。
「じゃ、はじめよっかっ!」
ひとつ気合を入れると、麓に向かって駆け出した。
<かなたの日記・23ページ>6月1日
いつの間にか、私はここにいた。
夢なのかもしれない、と思ったけど、感覚がこれをまぎれもない現実だと教えてくれる。
日付は昨日の続き。でもここではそれは意味のないことかもしれない。
ここは昨日までの世界とはきっと違う。私にはなぜか、理由はわからないけども、それがわかっている。
不思議な感覚。
ここに来てから感じたひとつの違和感。
私の内側に今までかんじたことのない力を感じる。
魔法。
これはきっと、今後の探索で役に立つ心強い力になると思う。
それから、おじいちゃんの本。
昔はきっと大きな力を持ってたということだけがわかる。
まだそれ以上はわからないけど、きっと私が力をつけると、少しずつわかるのかもしれない。
元の世界の日付が意味を成さない以上、明日からは探索の日数で日記をつけようと思う。
これは誰の望んだことなの?
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- 2007/06/19(火) 22:28:58|
- かなたの日記-False Island-|
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この漫画、刊行ペースがやたら遅いんですが、やっとこさ9巻です。
そういえば、アニメにもなってましたね。見てませんけど。
この漫画いちいち涙腺を刺激してくれるせりふがちりばめられてて、なかなか好きです。
丸川さん、物語の作成がうまいなぁ。
物語のほうは、なんだか世界設定の核心に触れるような話が載ってます。
とはいえ、これ始まったときは惑星日本の教科書を見てもわかるとおりかなり設定適当だったような気はしますが。
キャラクターもいいですねぇ。朝倉鈴とか香奈花とかお気に入りです。
次出るのはまた来年かな・・・楽しみです。
- 2007/06/19(火) 22:24:28|
- 漫画雑感|
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非同期型ネットゲーム「False Island」における私のキャラクター、白水かなたのプロフィールです。
いろいろ突っ込みどこ満載です。
名前:白水 かなた(しらみず かなた)
性別:女の子
年齢:10歳
プロフィール:
日本のごく普通の家庭に生まれ育った少女。
現在小学4年生。
両親ともに健在で、超常現象などの不思議とは縁のない世界に住んでいた。
ある日、気付くとこの島におり、自分が何をすべきか、この場所がどういう場所であるのかということを瞬時に「理解」していた。
そのことについて特段不思議とも思ってないし、考えたこともない。
金髪碧眼のどう見ても西欧系の顔立ち。
髪はウェーブがかっており、超ロングヘアー。
身長は平均的な小学生のそれで、体重は秘密。凹凸はない(当然)。
小学校の制服であるセーラー服を着ている。
持っている本は、アメリカに住む祖父からの贈り物。
この島に来てから気付いたが、元は大きな力を秘めていたようなのに現在はそのほとんどの力を失っているようだ。
- 2007/06/16(土) 20:31:54|
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とりあえずブログを作成してみました。
とはいえ、三日坊主の飽きやすい私がどこまで続けられるか、といったところですが。
非同期型ネットゲームの「False Island」の冒険日記やなんかを適当に載せていこうかと思っています。
- 2007/06/16(土) 20:01:44|
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